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無機塗料が外壁塗装で選ばれる理由


無機塗料が外壁塗装で選ばれる理由とは? 価格・相場・種類&おすすめメーカー紹介


無機塗料は、外壁塗装の種類の中でもフッ素の耐久性を上回る優れた塗料です。

耐久年数はもちろん、仕上がりの良さにも定評があります。こちらの記事では、


「無機ってよくチラシで見るけど他とどうちがうの?」
「外壁塗装の中でも値段が高いけど何がいいの?」といった疑問点や

特性、メリットとデメリットなどをお伝えし、フッ素塗料との比較もしています。

大手メーカーの日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研のおすすめ商品を紹介しますので、ぜひ、最後までご覧ください。

無機塗料とは?

無機塗料とは?


無機塗料の無機とは、ガラス・鉱石(セラミックやケイ素)などのことをいい、これらを塗料に配合して作られた塗料になります。

外壁に使われる塗料の中でも、一番耐久性があります

太陽光に含まれる紫外線に分解されないため、外壁の表面が劣化・退化してしまうチョーキング現象(ガードレールを触るとチョークのように白い粉が付くこと)を防ぎます。

さらに、鉱物が含まれるため燃えにくく、藻や苔・カビなどが繁殖しにくい特長があります。

美しい外観を長期間保つことができる、性質を持っている塗料と言えます。


無機と有機の違いとは?

無機という言葉に対になる有機塗料は、シリコン・フッ素・ウレタンなどの外壁塗料になります。

一般的に塗料の主成分となる樹脂は、塗料の耐久性・機能性などの商品グレードや、弾力性や伸縮性などの差を付けています

有機塗料の樹脂は、石油など炭素をふくむ有機物で作られています

そのため長期間、太陽の光に含まれる紫外線を浴び続けると、樹脂に含まれる有機物が分解され、劣化の原因になるチョーキング現象が発生してしまいます。


ハイブリッド塗料と呼ばれることも

実は、無機物だけの塗料というのは、密着性・粘着性を持たせることができない難点があります。

ですので外壁塗装で使用されるのは、無機ハイブリッド塗料として有機物が配合されています

無機塗料のメリット・デメリット

無機塗料のメリット・デメリット


無機塗料のメリットとデメリットについてご紹介します。

耐久性が高く長持ちするメリットだけでなく、デメリットについても情報収集しておきましょう。

無機塗料 メリット

無機塗料 メリット

耐久性が高く長持ち!

無機塗料は今回紹介した外壁塗料と比べると、耐久年数は最高の数値になり目安で15年から25年です。

色が変わりにくい

通常外壁塗装された塗料は、太陽光に含まれる紫外線によって劣化し、色あせて白くなっていきます。

そういった点で有機物が少ない無機は、紫外線の耐久力が強く、色が変わりにくい優秀な塗料なのです。

塗装後に長い間美しい艶のある外観を維持してくれることも、他の塗料と比べると大きなメリットとしてあげらます。

カビ・苔から守ります

無機塗料にはカビや苔のエサになる有機物が少ないため、湿気の溜まりやすい場所や、日当たりが悪い場所でもカビや苔が発生しにくくなります。

外壁にカビや苔が発生して悩んでいるという方は、無機塗料をご検討いただくと良いでしょう。

外壁をセルフクリーニングしてくれます

無機塗料には、親水性の機能があります。親水性とは水を馴染ませる性質です。

雨水が外壁についた際、雨水が親水性のおかげで外壁と汚れのすき間に入り込みます。

すると汚れと一緒に流れ落ちてくれて、手を加えることなく自動でキレイになってくれるのです。

また、無機塗料は、静電気の発生を防いでくれるため、ホコリや排気ガスなどの粉塵の吸着を軽減してくれます。

ガラス・鉱石(セラミックやケイ素)などの無機物を主成分としているので、有機塗料に比べると若干燃えにくくなるというメリットもあります。

燃えにくい、不燃性があります

塗料に含まれる無機材は、鉱物ということもあり燃えにくい性質があります。

無機塗料 デメリット

無機塗料 デメリット

価格・費用が高い

耐久年数が高い分、費用が高くなってしまいます。

無機塗料 価格:目安 3,500〜5,500円/㎡となっています。

ヒビが入りやすくなる

無機塗料でできた塗膜は、有機塗料に比べて硬くヒビ割れを起こしやすくなります。

ガラス・鉱石(セラミックやケイ素)といった無機物が主な成分のため、非常に硬い塗膜となってしまうことが原因になります。

また、外壁自体にヒビが入ってしまうと、塗膜にも亀裂が入ってしまう可能性が高まってしまいます。

もし、現在、振動が伝わりやすい住まいだったり、地震などで亀裂が入りやすくなっている外壁への塗装はおすすめできません。

ツヤが消せない

無機塗料のメリットでもある光沢感なのですが、マットな外壁をご希望される方にはデメリットになります。

つや感を落とすために、添加剤を配合して塗装は可能です。

重ね塗りには不向き

無機塗装の特徴で、補修や2回目以降の塗料の密着を妨げてしまうことがあります。

そのため次に塗装する際は、業者に無機塗料で行った旨をご説明いただく必要があります。

木部には塗れないこともある

無機塗料は木材を塗装すると、ヒビ割れが生じる可能性が非常に高いです。

木材の動きに硬い塗膜が耐えることができず、亀裂が入ってしまうことがあります。

また、塗膜が上手く密着してくれないと、早期の剥がれや膨れの原因となります。

配合率に決まりがない

無機塗料というのは、配合率に決まりがありません。

無機・有機の割合に決まりがないということは、品質において明確ではないということにもなります。

有機物の割合で樹脂がどれだけ含まれるか変わってきます。

数年後に塗膜が劣化してしまいますが、その割合で決まってくると覚えておきましょう。

このような方に、無機塗料をおすすめします!

このような方に、無機塗料をおすすめします!

無機塗料は耐久年数が長く美しい仕上がり、長期的に考えてコストを抑えたい方にはおすすめです。

トータル費用を大幅に削減したい方

2回・3回塗替えを行うことを考えると、トータル費用を大幅に削減できます。

キレイを長く保ちたい方

無機塗料は親水性があるため雨水などでセルフクリーニングしてくれるので、ご自宅の美観を長期間維持してくれます。

何年たっても新築当時に近い美観を保ちたい方は、無機塗料での塗装を検討してみましょう。

コケ・藻・カビが気になる方

ご近所の外壁をチェックして、コケや藻が生えているようでしたら、対策として無機塗料をおすすめいたします。

ご希望やお悩みに当てはまりましたか?

無機塗料は塗料の中でも最も値段高いグレードになり、費用は高くなりますが、塗装のタイミング・現在の環境・長期メンテナンスにおいて重視される方にはメリットを最大に活かせる塗料です。

無機塗料に関して些細な疑問がございましたら、ぜひ潮来大工 石田工務店にお気軽にご相談ください。

フッ素塗料、断熱塗料と無機を比較

他のフッ素・断熱塗料と無機を比較


無機塗料は、フッ素塗料と比べて若干値段が高いです。(一般的によく使用されるシリコン塗料と比べて2倍近い単価)

価格と耐用年数の他にもフッ素塗料について紹介いたします。

さらに、耐久年数が長い断熱塗料と比較検討していきましょう。

フッ素塗料とは?

フッ素塗料は、東京スカイツリーに使用されるほどの耐久性の高い塗料

高層ビルなどで使用されてきましたが、最近は戸建住宅の外壁塗装でも使用されるようになり、外壁塗装での評判も良く、汚れにくく、防水性も兼ね備えた高機能な塗料になります。

フッ素塗料のメリット

比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数

フッ素塗料 目安:12年〜20年  目安:3,500〜4,800円/㎡

無機塗料目安:15年〜25年  目安:3,500〜5,500円/㎡

光沢感もつや消しも選べる

フッ素塗料のもう1つの特徴として光沢感が出せることですが、近年は、つや消し塗料も開発されているので、落ち着いたマット感が出せます

屋根にも最適

屋根は外壁よりも日光を受けやすいため、たくさん紫外線を浴びています。耐候性があり、紫外線に強いフッ素塗料は最適です。

また屋根は、劣化に気付きにくい場所でもあります。

目に見えない場所だからこそ、耐久性の高いフッ素を屋根に採用して安心したい、という考え方もあります。

フッ素塗料のデメリット

重ね塗りには不向き

フッ素の特徴「汚れを寄せつけない」効果があるため、塗り直しや2回目以降の塗料の密着を妨げてしまうことがあります。

断熱塗料とは?

断熱塗料の効果・特徴

断熱塗料は夏の外の暑さを外壁や屋根・屋上から侵入を防ぎ、冬は室内の暖かさを外へ逃しません

住空間の温度変化をやわらげ、一年を通して冷暖房をつける時間を減らし光熱費を削減してくれる効果が期待できます。

断熱塗料のメリット

比較 種類・施工単価(㎡)・耐用年数

断熱塗料

耐用年数目安:15年〜20年  金額目安:3,500〜4,000円/㎡

無機塗料

耐用年数目安:15年〜25年  金額目安:3,500〜5,500円/㎡

室内の温度を快適にしてくれる!

断熱塗料には夏だけではく、冬でも室内の温度を外へ逃げるのを防いで快適にしてくれるうれしい機能があります。

夏の日差しの影響による室内の温度上昇を抑えてくれたり、冬の時期には暖房で暖めた室温を保つ効果があったりと、季節を問わず快適に過ごせます

節電効果で家計が助かる!

夏は断熱効果により外からの熱を防いで、冷暖房の温度設定を無理に下げることもなくなり、電気代が節約できます。

防音効果

断熱塗装は、複数のセラミックで隙間なく覆われているため、車や雨などの外からの音と内側からの声や物音など音漏れを防いでくれる効果があります。

一般塗料に比べて表面が厚くなっているため、音を跳ね返して内部からの音漏れを防いでくれます

結露を防ぐ<

結露には温度変化が関係しています。

冬場、室内と室外の温度差が大きいほど発生しやすくなります。

断熱塗料のデメリット

費用が高い

断熱塗料は、無機塗料と比べると価格設定は安いですが、同じ熱をカットしてくれる遮熱塗料やシリコン塗料に比べて価格が高くなります

色選びにご注意ください

断熱塗料の色を選ぶ際、明るい色の方が効果があります

濃い色系は太陽の光をよく吸収するため、より効果を求める方は、明るい色にすることをおすすめします。

また、仕上がり色はツヤ消しが基本になり、光沢のある質感にはならず表面がザラっとしています

無機塗料の種類とメーカー選び方

無機塗料の種類とメーカー選び方

外壁塗装 塗料3大メーカーの無機塗料を紹介

今回紹介するメーカーは日本でも有数のトップメーカーです。

カラーシミュレーションや色見本で塗装の発色・光沢などを確認する際に、各社比較も行います。

まずは信頼できる塗料メーカーとして、押さえていただければと思います。

日本ペイント (通称:ニッペ)

日本ペイントは、1881年に創業し日本で初めて塗料製造した老舗塗料メーカーです。130年を超える実績と技術をもつ塗料業界のパイオニアです。

さらに、1962年のシンガポール進出。

日本から塗料を通じて世界へ進出していきます。現在、25カ国と地域に展開するアジアNo.1、そして世界4位の塗料メーカーへと成長を果たしました。

アプラウドシェラスターNEO 外壁 水性

超耐候性・低汚染性が優れた水性2液型無機塗料です。フッ素塗料を超える超高耐候性と、親水性機能による超低汚染性があります。

超高耐候性の塗料の皮膜は、外壁の下地にダメージが伝わりにくくなり、結果として家自体が長持ちするようになります

エスケー化研

エスケー化研は、1955年大阪にて創業。こちらも日本のみならず、世界を代表する大手塗料メーカーです。

外壁塗装用の塗料の取り扱いが非常に多く、内装用塗料や屋根塗料など、様々なタイプの塗料が豊富に取り扱われています。

建築仕上塗材国内シェアNo.1です。

セラミタイトペイント 外壁 水性

一液タイプの無機高分子を結合材として用いた、水性ツヤ消し塗料になります。

硬く緻密な構造を示す塗膜で、長期にわたり建物を守ってくれます

耐汚染性・乾燥性・作業性に優れ安全で取り扱いやすいので職人さんにも嬉しい塗料です。

関西ペイント(通称:カンペ)

関西ペイントは1918年創立。日本ペイントに次ぐ歴史のある老舗塗料メーカーです。

塗料の種類が多く、業務用から家庭用まで、様々な用途に使用できます。

アレスシルクウォール 外壁 水性

水性一液型無機系塗料です。強靭で伸びやすい塗膜を形成し、無機成分を含みながらも微弾性系下塗りや、弾性系下塗りなど幅広く対応できるのが特徴です。

ムキフッソ

ムキフッソは、関西ペイントの技術と研究・開発されました。無機結合技術によって、フッ素樹脂が、さらに汚れに強く、耐久性をアップさせました。

環境面でも従来のフッ素塗料に比べて良くなりました。

下塗り材により、サイディングボードやモルタル、スレートにも対応可能に。油性の外壁塗料は施工中にシンナーの臭いがします。

気になる方は注意が必要ですので、デメリットとして1つの判断材料にしてください。


まとめ

外壁塗装においての無機塗料まとめ

外壁塗装においての無機塗料まとめ

注目度の高い無機塗料についてお伝えしました。いかがでしたでしょうか?

無機塗料の無機は、ツヤのある美しい外壁にしてくれます。

このような方は無機塗料をおすすめ!

●トータル費用を大幅に削減したい方
●キレイを長く保ちたい方
●コケ・藻・カビが気になる方


無機塗料は費用は高くなりますが、タイミング・環境・長期メンテナンスの点で条件が合えば、 メリットを最大に活かせる塗料です。

外壁塗料の選び方や価格・相場などで、わからないことがありましたら、潮来大工 石田工務店にお気軽にご相談ください!



外壁塗装の情報収集している方や塗料選びをされている方にとって、今回の記事が参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



モルタルの外壁塗装 劣化サインや塗装のメリットを知ろう


モルタルの外壁塗装 特徴や工法・工期をご紹介します

モルタルの外壁はどのようにメンテナンスすれば良いのでしょうか。

昨今はサイディング材を使った外壁が普及していますが、

築30年、40年のお住まいでは、モルタルの外壁で吹き付けタイルで仕上げられているケースも多いです。

こちらのページでは、
ひび割れが目立ってきた」「モルタルの外壁塗装はいくらかかる?
とお悩みの方にご参考いただける、

モルタルの外壁の特徴や仕上げ方法、外壁塗装の費用などをご紹介します。


モルタル外壁の特徴



モルタルの外壁はセメントや砂、水などを混ぜて作られるモルタルを外壁に使っています。

強度が高く耐久性に優れていて、壁の凸凹を均等に整え、外壁の仕上がりを美しくする効果があります。

しかし、モルタル下地の外壁は長期間にわたって雨風や紫外線にさらされることで、劣化してしまいます。

また、モルタルの外壁は水分を吸収しやすいので、冬場に凍結してひび割れや浮きが起きやすくなります。

そのため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

塗装時は適切な塗料を選ぶことも重要で、外壁の素材や環境に合わせた塗料を選ばなければなりません

塗装メンテナンスを適切に行うことで、外壁の寿命を延ばし、美しさを保つことができます。

劣化のサイン メンテナンスの目安



モルタル下地の外壁は、劣化すると塗料がはがれたり、ひび割れが生じたりします。具体的にはこのようなサインが見られたら、早めのメンテナンスが必要です。

  • ●手に粉が付く チョーキング現象が起きている
  • ●苔やカビが発生している
  • ●大きな亀裂がある
  • ●表面がバラバラと剥がれている
  • ●散水すると吸収する


モルタル外壁の塗装メンテナンスは、一般的に5年~10年に1度程度が目安です。
地域や気候条件、建物の使用状況によって異なりますので、定期的に状態を確認しましょう。

外壁塗装をするメリット



モルタルの外壁はサイディング材よりも、早い周期でメンテナンスしなければなりません。

費用はかかりますが、外壁塗装することで以下のメリットがあります。


外観が美しくなる
●劣化や汚れ、ひび割れを防止できる
耐久性が向上し、長期間メンテナンスが不要になる

モルタル外壁塗装のメンテナンス方法としては、定期的な洗浄が重要です。

洗浄には、高圧洗浄機を使用することがおすすめです。また、塗膜の劣化やひび割れが見つかった場合は、早めに修繕することが大切です。

塗装専門業者に依頼することで、適切なメンテナンスが行われ、外壁の寿命を延ばすことができます

モルタル外壁塗装時の注意点

モルタル下地は水分を吸い込みやすく、塗料が膨らんでしまうことがあります。

そのため、塗装前にしっかりと補修することが必要です。

また、耐久性の高い塗料を選ぶことも重要です。

他にも、表面が凹凸になっていることで、塗料のムラや塗り残しが起きやすいといった注意点があります。

塗装はDIYなどで行わず、専門業者に依頼しローラーや刷毛を使って、隅々まで均一に塗ってもらうようにしましょう。

モルタルの外壁ではない場合

ご自宅がこの様な仕上がりではない場合、モルタルの外壁ではなくサイディング材が使用されているかもしれません。


モルタル外壁塗装の施工手順

モルタル外壁塗装は、高圧洗浄、修復・下地調整、下塗り、中塗り、上塗りの4つの工程で構成されています。

高圧洗浄

外壁の汚れを落とします。高圧洗浄機を使って、汚れをしっかりと落とします。

修復・下地調整

外壁の傷や割れを修復します。モルタル下地には、傷や割れがある場合があります。その場合は修復材を使って修復します。

また、汚れや劣化した部分を除去し、表面を整えます。

下塗り

下地を保護するための下地処理剤を塗布します。

中塗り

下塗りと上塗りの間に塗布され、塗膜の密着性や耐久性を高めます。

上塗り

最後に上塗りで仕上げを施します。主に以下3点の仕上げ方法で施工されます。

リシン仕上げ

樹脂やセメント・着色剤などを混ぜたものに石や砂などの細かい素材を加えて、吹き付けることで仕上げる方法です。

安価で工期が短く、通気性・透湿性が高いといった特長があります。

ひび割れやすい薄い塗膜と、汚れがつきやすい凹凸の隙間がデメリットです。

吹き付けタイル仕上げとは

吹き付けタイル仕上げとは、モルタル下地の外壁に吹き付けることでタイルのような風合いを出す方法です。

滑らかな仕上がりになるのが特長で、他の仕上げより比較的汚れにくい性質があります。

また、上塗り塗料で耐用年数が変わります。

スタッコ仕上げとは

スタッコ仕上げとは、モルタル下地に石灰や砂などの素材を混ぜたもので、美しい質感や艶消しが特長です。

専用の吹き付けガンで厚塗り塗材を吹き付けて、石造建築風の凹凸模様を表面に作ります。


塗料の種類

モルタルの外壁には、耐久性や防水性能を重視するために塗料選びが重要です。

一般的には、シリコン系塗料やフッ素樹脂系塗料がおすすめです。モルタルの外壁に合う塗料は、次のようなものがあります。

●シリコン系塗料:耐久性や防水性に優れ、汚れにくい
●ウレタン系塗料:弾力性や耐衝撃性に優れ、ひび割れにくい
●フッ素系塗料:耐候性や耐汚染性に優れ、色あせにくい

塗料の種類によって、価格や施工方法も異なります。自分の予算や希望に合わせて、適切な塗料を選ぶことが大切です。

モルタル外壁塗装の費用と工期

モルタルの外壁は、塗装メンテナンスを定期的に行うことで美しい状態を保つことができます。

塗装の費用は塗料の種類や面積、工事内容によって異なりますが、平均的な費用は約3,000円~6,000円/平米程度です。

工期は天候や工事内容によって異なりますが、一般的には約2週間から3週間程度となります。

部分的な補修

ひび割れだけ補修

見た目が気になる場合は、小さなひび割れ程度でも補修してしまいたいですよね。

ひび割れ周りの汚れを落とし、補修材を充填、ヘラで補修材を平らにして、固まったら補修完了です。

補修箇所のサイズによりますが、1カ所あたり約10,000~30,000円ほどになります。

塗膜の浮きや剥がれの補修

モルタル外壁の塗膜が剥がれたり浮いたりした箇所は、塗装や左官補修で直します。

汚れを落として砂骨ローラーで下塗り材を塗り、上塗りをして完成です。場合によっては、モルタルを造り直すこともあります。

この様な部分補修は応急処置であり、補修だけでは劣化が止まりません。

補修だけでは根本的な解決にならず、別の場所も劣化してしまいます。劣化を防ぎ長持ちさせるには、外壁全体の塗装が必要です



モルタルの外壁塗装ポイントをご紹介しました。気に入ったデザインや美観を保つためには、定期的なメンテナンスが重要です。

劣化や塗膜の剥がれ、防水性の劣化を放置することで、お住まいの内部にまで悪影響を及ぼします。

劣化サインが出ているモルタル外壁のメンテナンスを10年以上行っていないという方は、ぜひ潮来大工 石田工務店へご相談ください。

お得に外壁塗装が可能なリフォームメニューもご用意しています。ぜひご覧ください!



【屋根塗装は塗料で耐用年数が変わる】最適な塗料の選び方




屋根塗装には定期的な塗替えが必要なことをご存じでしょうか。

家を雨や風から守る大事な屋根、実は屋根塗装の塗り替えを定期的に行わないと屋根自体が劣化してしまうのです。

普段見えない部分だからこそ、知らず知らずのうちに屋根塗装が劣化し、家が傷つき始めているかもしれません。屋根よりも塗料の耐用年数の方が短く、定期的な塗り替えを行う必要があります。

また、屋根塗装に用いられる塗料にはいくつか種類があり、それぞれ耐用年数(寿命)が異なります。

こちらのページでは、屋根塗装に用いられる塗料ごとの特徴や耐用年数の違いについてご紹介します。また、耐用年数やコスト面から考えるおすすめの塗料の選び方についてもご紹介していきます。


屋根塗装はなぜ必要?

屋根は、使用している屋根材ごとに耐用年数は異なりますが、一般的に約20~50年程度もつと言われています。

しかし、屋根塗装の寿命は塗料ごとの違いはあれど5~15年と、屋根材自体の耐用年数よりも短いのです。

また、外壁塗装と屋根塗装で同じ塗料を用いたとしても、屋根塗装の方が劣化が激しく耐用年数が短くなってしまうことがほとんどです。

屋根塗装が劣化したまま放置してしまうと屋根自体の寿命を縮めることにも繋がります。

屋根を守るために、定期的な塗り替えが必要です。

屋根塗装はなぜ必要?

屋根塗装が必要なサイン

専門業者に依頼する前にも、簡単にご自分の目で屋根塗装の状態を確かめる方法があります。

外から屋根を双眼鏡で見ることや、1階部分の屋根を2階から覗くことといった方法です。

屋根の状態を確認した際に、もし以下のサインが見られたら屋根塗装の塗り替えを検討しましょう。

カビ・コケ・サビの発生

屋根塗装の機能である撥水効果が失われ、屋根が水分を含んでしまうことで発生するものです。

塗装の機能が失われているため早急な塗り替えが必要となります。

この状態のまま放置してしまうと、住宅内部の雨漏りにつながる恐れがあります。

また腐食状態によっては、屋根下地の補修工事を行う必要が出る場合もあります。

カビ・コケ・サビの発生

屋根の反り

こちらも撥水機能が失われたことにより発生した現象です。

屋根材が水分を含んだまま温度変化が起こり、吸水と乾燥を繰り返すことで徐々に反っていってしまいます

反りがひどい場合は屋根の葺き替えを行う必要も出てくるため、早期の発見を心がけましょう。

屋根の反り

ヒビ・ワレの発生

飛来物によって傷がついたか、塗膜の劣化により屋根材の成分が溶け出した可能性が考えられます。

ひび割れ部分より雨水が浸入する恐れや、瓦の滑落の恐れがあります

屋根の葺き替え、または塗り替えの必要があるため、専門業者に相談しましょう。

ヒビ・ワレの発生


屋根塗装の耐用年数は塗料選びで決まる!

ここでは、屋根塗装に用いられる塗料を種類ごとにまとめてご紹介します。

費用相場や耐用年数など、それぞれの塗料にどのような特徴があるのかを理解し、自分の住まいに適したものを選びましょう。

ウレタン樹脂系塗料

価格(㎡)1,500~2,500円程度
耐用年数6~10年程度
メリット防汚性に優れ、価格も低め。
デメリット耐用年数が短く、価格差の縮んできたシリコン塗料に性能が劣るため、近年ではあまり使用されていない。

シリコン樹脂系塗料

価格(㎡)2,300~3,500円程度
耐用年数10~15年程度
メリット耐熱性、耐水性、耐候性(酸性雨や風に強い)に優れている。価格もあまり高くないため、現在最も使用されている塗料。
デメリットフッ素塗料などに比べると耐用年数が短い。

フッ素樹脂系塗料

価格(㎡)3,500~5,000円程度
耐用年数15~20年程度
メリット耐用年数が長めであり、耐水性、耐熱性、防汚性、防カビ性に優れる。
デメリットシリコン塗料などに比べると価格が高く、屋根全体に塗布するには予算を大きく見積もる必要がある。




ウレタン系の塗料は耐用年数が短く耐久性もそこまで優れていないため、現在の屋根塗装ではあまり用いられていません

しかし、現在の家にあまり長く住む予定の無い方には、費用を抑えて施工できるという面から適した塗料であるかもしれません。

現在最も用いられているシリコン系塗料は、耐用年数と費用の面のバランスが取れた塗料です。

現時点でのコストパフォーマンスを重視する方や、定期的な塗り替えやメンテナンスを検討している方に適した塗料です。

フッ素系塗料は耐用年数が長いため、1回の塗り替えで塗装を長持ちさせることが可能です。耐久性にも優れているため、長期的に見てランニングコストが良い塗料です。

屋根塗装の耐用年数は塗料選びで決まる!

屋根材ごとの耐用年数の違い

ここでは、住宅に用いられることの多い代表的な屋根材をご紹介します。

自分の家の屋根材にどのような特徴があるのかを理解し、劣化の早期発見・屋根塗装塗り替えに繋げましょう。

スレート瓦

耐用年数20~25年程度
屋根塗装の塗り替え目安5~7年程度
特徴セメントと繊維材料を混ぜて生成。軽めの瓦であり、施工しやすい。
特徴的な劣化サイン瓦のひび割れやズレ、カビ・コケの発生

セメント瓦

耐用年数30~40年程度
屋根塗装の塗り替え目安7~8年程度
特徴セメントと川砂を混ぜて生成。軽量で災害に強く、色のバリエーションや均一性に優れる。
特徴的な劣化サイン瓦のひび割れやズレ、カビ・コケの発生

金属屋根

耐用年数30~50年程度
屋根塗装の塗り替え目安7~10年程度
特徴鉄・銅・アルミニウム・ステンレスなどの素材がある。軽量で丈夫、加工性や撥水性に優れる。
特徴的な劣化サインサビ、釘抜け・浮き、繋ぎ目のはずれ



屋根塗装の塗り替え目安は、風雨や紫外線の影響により前後することがあります。

定期的に屋根の点検を行うように心がけ、長く家を守りましょう。

屋根材ごとの耐用年数の違い

屋根塗装 耐用年数解説のまとめ

屋根材と屋根塗装の耐用年数の関係上、屋根塗装の寿命というものは必ず1度は訪れるものです。

定期的に屋根塗装を塗り替えることを意識することが長期的に家を守ることへとつながります。

ここまでに紹介してきた塗料を自分の住まいの状況と照らし合わせ、賢い塗料選びを行いましょう。

現在の屋根の状況を詳しく知り、専門業者にどの塗料を使用するのが良いか相談するのも一手です。

屋根塗装 耐用年数解説のまとめ

潮来大工 石田工務店では、潮来市を中心に屋根塗装を数多くご依頼いただいています。

自慢の職人で大満足の仕上がりを実現します。

お電話のほかWebからのお問い合わせも受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。



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