フッ素塗料が外壁塗装で選ばれる理由 メリット&おすすめメーカー紹介




東京スカイツリーに使用されるほどの耐久性の高い塗料
といえばフッ素。最近は戸建住宅の外壁塗装でも使用されるようになったフッ素塗料です。

外壁塗装での評判も良く、汚れにくく、防水性も兼ね備えた高機能な塗料ですが、外壁塗装の定番シリコンと比較すると価格はかなり高めなのが現状。

この記事ではメリット・デメリット・メーカー紹介・注意点などを紹介しています。

ぜひ、最後までお読みいただき、フッ素塗料の特徴を知っていただき、ご自分の家に合った塗料かどうか検討してみてくださいね。


フッ素塗料の特長とメリット&デメリット

東京スカイツリーに使用されるフッ素塗料

フッ素塗料の特徴

フッ素系塗料とは塗料の主成分が合成樹脂で、その樹脂にフッ素が含まれている塗料のことです。

耐久性の高い塗料として東京スカイツリーに使用されたフッ素ですが、身近にある物ですと、フライパンのテフロン加工にも使われています

玉になった油がコロコロと転がるように動きますよね。

まさにフッ素の特徴である「汚れを寄せつけない」効果になり、外壁で発揮されるのがフッ素塗料の特長です。


フッ素のメリット

新築の様な光沢感に

防汚性・耐久性で長持ちに!

耐用年数が長く、12年〜20年と塗り替え頻度を少なくすることが可能です。塗装の寿命が長いので、1回の外壁塗装費用は高くなっても、

2回目3回目とトータルに考えると、結果、外壁にかかる費用の削減つながります。

今後もキレイに長く住み続けたいとお考えであれば、

1回あたりの外壁塗装のコストが「高い」というデメリットもカバーできるかもしれません。


新築の様な光沢感に!

フッ素塗料のもう1つの特徴として光沢感が出せることです。ツヤ感が出せると新築のような真新しい家になります。

その理由は優れた耐摩耗性です。

シリコン塗料の場合光沢は8〜10年で20%減少してしまうのに対して、フッ素塗料の光沢は20年ほどで10%しか減少しないというデータもあり、光沢感・ツヤ感を長持ちさせられるメリットは大きいですね。


屋根にも最適!

屋根にも最適

屋根は外壁よりも日光を受けやすいため、たくさん紫外線を浴びています。つまり外壁よりも屋根の方が劣化しやすくなります。

そのため、耐候性があり、紫外線に強いフッ素塗料は最適なのです。

また屋根は、劣化に気付きにくい場所でもあります。

目に見えない場所だからこそ、耐久性の高いフッ素を屋根に採用して安心できます。


フッ素のデメリット

費用が高くなる

外壁塗装の塗料の中でもフッ素は費用が高いことが大きなデメリットの1つ。外壁塗料の定番であるシリコン塗料の1.6倍ほど高くなってしまいます。


重ね塗りには不向き

フッ素の特長「汚れを寄せつけない」効果があるため。

塗りなおしや2回目以降の塗料の密着を妨げてしまうことがあります。

そのため次回外壁に塗装する際は、業者さんに「前回はフッ素塗料で塗りました」としっかり説明をした上で、密着性が高くなるように、下塗り塗料を施してもらわなければいけません。



このような方に、フッ素塗料をおすすめ!

フッ素塗料は、耐久年が十分にあり、汚れが付きにくいメリットがある反面、価格が高いというデメリットもありました。

実際メリットがあるのか迷っていらっしゃる方のために、メリットとデメリットをまとめて、フッ素塗料チェックシートを作成してみましたのでご覧ください。

① トータルコストを節約したい方

マイホームをこれから先、美しく維持したいと考えた時、トータルコストで節約したい方はフッ素塗料をおすすめいたします。

35年間で考えた場合

シリコン塗料を(平均12年)を3回行う=100万×3回=300万円
フッ素塗料を (平均18年)を2回行う=120万×3回=240万円

差額はなんと60万円

といったように、長期間でシミュレーションすると、トータルコストを削減できることでしょう。

② 光沢・ツヤのある外壁にしたい方

フッ素塗料は、光沢のある外壁にしてくれます。ツヤ感が出せると新築の時のような美しさを保ちたい方、光沢感がお好みの方には、おすすめの塗料です。

③長持ちさせたい

フッ素塗料は、構造上、紫外線によるダメージを受けにくく、耐久性・防汚性共に優れています
キレイを約15年~20年と長く持たせたいとお考えの方に、おすすめの塗料です。

あなたのご希望やお悩みは、いくつ当てはまりましたか?

もし、1つ以上チェックがある方は、フッ素塗料を候補に入れてみてはいかがでしょうか?

1回の塗装は他の塗料よりも費用が高くなりますが、長期間で考えると かなりメリットがあります。

ただ、

他にも長持ちする塗料があるのでは?

長期間で考えるプランがわからない!

と疑問がわいてきて、実際に現状調査やプランを組み立てる必要があると思います。

そのような時は、 些細な疑問、質問でも構いません、現地調査・ご相談・お見積は無料ですので、潮来大工 石田工務店にお気軽にご相談ください。

シリコン・ラジカルをフッ素と比較!

シリコン・ラジカルをフッ素と比較!

フッ素塗料の費用や耐久性は、他の塗料と比べるとどのくらい差があるのでしょうか。

こちらでは、シリコン塗料やラジカル塗料で塗装した場合との、施工単価や耐用年数の違いについて比較してみましょう。


シリコンとは?

シリコン塗料は、外壁塗装において最もスタンダードで人気の高い塗料です。理由としてはコストパフォーマンスの良さです。

価格・耐候性・汚れにくい性能もありバランスがよい点です。

塗装店やリフォーム店に外壁塗装のお見積りを依頼すると、たくさん塗料を提案してくれますが、

標準となる塗料として必ずシリコン塗料が入っていますので覚えておきましょう。

外壁塗装 シリコン塗料のメリット

防汚性・耐久性で外壁を長持ちに!

シリコン塗料には、セラミック成分も配合されています。

シリコンで塗装した外壁や屋根は、汚れがつきにくい、断熱・遮熱性を上げてくれます。

外壁塗装の工事が終わっても美しさをキープ

防汚性が高いので、汚れてしまってもキレイに落とせるので安心です。


コストパフォーマンスが抜群

シリコン塗料は費用対効果が良い事があげられます。


カラーバリエーションが豊富

カラーバリエーションが豊富!外壁をイメージチェンジ!

シリコン塗料は大変人気のため、各塗料メーカーが力を入れてきました。

そのため、シリコン塗料は他の塗料よりもカラーバリエーションを多く揃えられてきました

思い通りの色を組み合わせてイメージチェンジしてみてはいかがでしょうか?


屋根も付帯部分もシリコン塗料で一緒にできる

シリコン塗料は、とても使い勝手がよく、外壁以外の、屋根・付帯部分(雨樋・破風・雨戸・ベランダなど)も、家全体をシリコン塗料で塗る事ができます

この屋根・付帯部分に、ワンランク耐久性が低いウレタン塗料を提案されることがあります。伸びが良いので職人さんにとって塗りやすい面もあるのですが、

ここで安易に外壁と違う塗料を選んでしまうと、劣化具合に差がでてしまいます。

外壁と一緒のシリコン塗料にしておけば劣化スピードが同じになるので、次回の外壁塗装を一緒に行えるので、無駄に足場を組んだり補修する必要がなくなります。

外壁と共に付帯部分、屋根部分もシリコン塗料で統一するとよいでしょう。


外壁塗装 シリコン塗料のデメリット

ヒビ割れしやすい

外壁塗装した場合、シリコン塗料は塗膜部分が硬く剥がれにくいという良い部分がありますが、ウレタンなどの塗料に比べると弾性が低いのがネック。

例えば、地震で外壁がヒビ割れした場合には、追従ができずシリコンの塗膜も一緒に割れてしまうことが多いです。


重ね塗りには不向き

重ね塗りをする際に塗料を弾いてしまう性質がシリコン塗料にはあります

もし、10年後に再び外壁塗装をした、塗膜の密着性が悪くなってしまう可能性があります。

ただ、シリコン塗料と相性が良い下地材を使えば、キレイに塗装できますのでご安心ください。


定番だけに種類が多すぎて選べない

シリコンは塗料メーカにとっても売れ筋商品。

性能もグレードもとにかく種類が多いため、家に合った塗料が選べるというメリットはありますが、種類が多いため、ご自身ではどれを選べばよいのか迷ってしいます。

ラジカル塗料とは?

外壁の表面が劣化・退化してしまう チョーキング現象(触るとチョークのように詩白い粉が付く)を抑えるため 発売された新しい塗料になります。

今、シリコン塗料の人気を追い越す勢いがあるラジカル塗料。値段は少し高めですが、高機能な外壁にしたい方はおすすめです。

ラジカル塗料は、酸化チタンと光安定剤(HALS)が含まれている塗料のことで、

劣化に強い塗料で「ラジカル制御型塗料」とも呼ばれていています。その耐久性と価格から、

定番人気のシリコン塗料の追い抜く勢いのある注目度ランキング1位の外壁塗料なります。


外壁塗装 ラジカル塗料のメリット

チョーキングが起きにくい

チョーキングが起こりにくい

外壁に触れると、手にチョークの粉のようなものが付着する「チョーキング(白亜化)」は、外壁の塗膜劣化現象の一つです。

経年劣化によって、塗膜に含まれる白色顔料(酸化チタン)が外壁の表面に粉状に浮き出てしまうのが、「チョーキング現象」です。

このため、白や淡色で塗装された外装では、白色顔料の劣化が進み、チョーキング現象が発生しやすい傾向があります。

チョーキング現象が起きてしまった外壁は、塗り替えを行わなくてはいけません。

「ラジカル塗料」は、このようなチョーキング現象の発生を抑えるために開発されているため、耐久力が高いのです。


コストパフォーマンスが高い

ラジカル塗料はフッ素と比較するとお値打ちで、耐久性はシリコンよりも若干良く、汚れに強い点で高性能


比較種類・施工単価(㎡)・耐用年数

ラジカル塗料:目安
8年〜16年 2,200〜4,000円/㎡

フッ素塗料:目安
12年〜20年 3,500〜4,800円/㎡


防汚・防カビ性

ラジカル塗料は、藻やカビが付きにくいのも特長の1つ。日光の当たらない北側や湿気が溜まりやすい外壁にもおすすめです。

また親水性にも優れているため、ホコリや汚れも付きにくく、雨だれによる汚れも抑えます


塗装時の光沢が持続

汚れに強くなった外壁は、光沢の持ちが良くなる点でも大きなメリットです。光沢はツヤの調整も可能ですが、

汚れにくく長持ちする外壁にしたい場合には、ツヤ有り塗料の光沢をなるべく落とさず、塗装してもらうことをおすすめします。


下地(壁)と相性が良い

ほとんどの戸建の外壁に使えるのもラジカル塗料の良さ。

サイディング・モルタル・コンクリート・木部など壁素材に対して塗装することができます。


伸びが良いので塗りやすい

塗料の伸びがよく、塗りやすいので、ラジカル塗料は多くの職人に好評です。

使いやすと塗装作業がスムーズに!外壁塗装時の失敗やミスも軽減されるでしょう。


外壁塗装 ラジカル塗料のデメリット

濃い色にできない場合がある

ラジカル塗料の主成分である「高耐候酸化チタン」は、白色顔料です。

黒色・紺色などの濃い色を選べないことがあります。

ちなみに、白色顔料を含まない濃色の塗料は、チョーキング現象は発生が少なく、黒色・紺色など落ち着いたカラーの外壁塗装を希望される方は、ラジカル塗料にこだわらなくても良いでしょう。


実は耐用年数の効果・実績がわからない

ラジカル塗料は、2012年に発売され、やっと普及してきた最新塗料であるため、最長耐用年数とされる16年経過した家はありません

ですので現在の時点では、ラジカル塗料の実力を証明する外壁塗装店・リフォーム店は存在しないのです。

フッ素塗料の種類とメーカー選び方

フッ素塗料の種類とメーカー選び方

外壁塗装 3大メーカーの代表的なフッ素を紹介!

有数な外壁塗装の 3 大メーカーと塗料名を紹介いたします。シリコン塗料などの他の塗料に比べて、

どれも高性能で、より汚れに強い「超低汚染性」「防藻・防カビ性」を備えています。耐久性が高いのはもちろん、

ひび割れに強い「高弾性」もありますし、艶の種類も複数の段階から選ぶことができます。

弱溶剤の外壁塗料は施工中にシンナーの臭いがします。気になる方は注意が必要ですので、デメリットとして1つの判断材料にしてください。

日本ペイント (通称:ニッペ)

日本ペイントは、創業140周年を超える老舗の塗料メーカーです。

外壁塗装の塗料だけでなく自動車や建築物の塗料を製造・販売する大手塗料メーカーです。

ファイン4Fセラミック

外壁・弱溶剤・2液型・4フッ化フッ素セラミック 3,070~5,630円/㎡(2工程)

長い耐用年数と高い耐候性が特長。

雨で汚れを洗い流す作用もあり、ホコリなどの付着を防ぎます

カビや藻による変色も抑えます

北側の外壁に湿気や樹木がある住宅はオススメです。

48色のカラーバリエーションがあり、好みの色合いを見つけるときは色見本を参考にするとよいでしょう。

ツヤ消しはできません

ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー

外壁・弱溶剤・2液型・4フッ化フッ素樹脂 3,580円/㎡(2工程)

透明な「クリア塗料」であることですが、 さらに油性・水性・艶あり・艶消しを選べるので、現在のサイディングのデザインや

色をそのまま活かすことができるので、今のお気に入りの外壁のイメージを変えたくない方にオススメです。

ツヤ消しも選べますのでイメージ通りの仕上がりにしやすくなります。

サーモアイ4F

屋根・弱溶剤・2液型・4フッ化フッ素樹脂 5,010~5,040円/㎡(3工程)

サーモアイは高い遮熱性があり、メーカーの実験では、通常塗料と比較すると20℃ほど熱の上昇を抑制結果もありました。

(建物内部の熱抑制温度は7°)

夏の熱の侵入を防ぐ効果が高いので、2階が住空間の方、広い屋根の方はサーモアイをおすすめいたします。


エスケー化研

クリーンマイルドフッソ

外壁・弱溶剤・2液型 2,800円/㎡

クリーンマイルドフッソの主な特徴として、汚れに強い・カビや藻に強い・耐久性が高くて長持ち・さまざまな下地に塗装ができる優れた塗料です。

スーパーセラタイトF

外壁・水性・1液型・ラジカル制御型 2,900円/㎡

今までのフッ素樹脂塗料とは少し違うタイプで、シリコンとフッ素で作られたハイブリッド塗料になります。

硬く緻密な塗装表面は、親水性塗膜となり低汚染性能を発揮していて、低帯電性によって汚れも寄せ付けにくくなっているのが特徴です。

1液型で計量間違えがなく、水性なので匂いもなく安心な塗料です。

クールタイトF

屋根・弱溶剤・2液型 4,350円/㎡(スレート屋根)

遮熱性能に優れて いる­クールタイトFは、太陽光含まれている近赤外領域を反射する点にあります。

遮熱性能のある塗料を屋根に塗ることで、室温の上昇を抑制し、空調の効率を上げることができます。

他のフッ素系屋根塗料よりも耐用年数が短い のですが、その分価格面を抑えることができます。


関西ペイント(通称:カンペ)

セラMフッソ

外壁・弱溶剤・2液型 3,630円/㎡

親水性が高く、低汚染性が高い為、塗装した綺麗な状態を維持されたい方はおすすめです。

施工面でも、中塗り・上塗り材が異なっているため、中塗りを手抜きされる心配がないので安心できます。

アレスアクアフッソⅡ上塗

外壁・水性・1液型 3,130円/㎡

低汚染性で優れており「白塗料における屋外ばくろ6か月のΔL値」を調べたところ、1液水性ウレタン樹脂塗料の約2倍の低汚染性が実証されました。

同時に防カビ・防藻性も兼ね備えていますので、北側の湿気やコケ・藻などが気になる方はおすすめです。

スーパーフッソルーフペイント

屋根・弱溶剤・1液型 3,420円/㎡

特長として速乾性があり、雨が降っても白化しづらく、塗装後の結露も起こりにくくなっており

屋根はもちろん、家の内側の耐久性を上げてくれます。

まとめ



このような方は、フッ素塗料をおすすめ

●トータルコストを節約したい方
●光沢・ツヤのある外壁にしたい方
●長持ちさせたい

こちらのチェックシートで、1つ以上チェックがある方は、フッ素塗料をおすすめさせていただきました。

フッ素塗料は、シリコン塗料やラジカル塗料よりも、1回の価格は高くなりますが、耐久年数はトップクラス。長期的に見ることができれば、コスト面でも耐久面でも、メリットが出せるおすすめの塗料です。

もし、外壁塗料の選び方や価格・相場などで、わからないこと知りたいこと、どんな小さなことでも構いません、ありましたら、まずは、潮来大工 石田工務店にお気軽にご相談ください。



コーキングの劣化に注意!外壁塗装のタイミングで打ち替えがオススメ!




外壁塗装とコーキングは密接に関係しています。

外壁塗装において重要な防水材料であり、建物を水や風から守る役割を果たします。

コーキングは時間とともに劣化してしまい、ひび割れや肉瘦せなどが起こります。

コーキングの劣化を放置すると雨漏りに繋がるので、打ち替えや増し打ちが必要になります。

一般的には打ち替えをが基本で、外壁塗装・屋根塗装と一緒に施工するのがおすすめです。

こちらのページでは、コーキングの意味や役割打ち替えの目安と費用情報をご紹介します。

ぜひ参考にされてみてください。


外壁塗装におけるコーキングとは

外壁のコーキングは、建物の外壁や窓枠などに施され、雨水や風雨によるダメージを防止する役割を持っています。

コーキングは紫外線や雨風にさらされ続け、経年劣化が進むと外壁に水が浸入し、雨漏りやカビ・腐食の原因になってしまいます。

そのため、コーキングの打ち替えは定期的に行う必要があります。

一般的には、10年程度で打ち替えすることが推奨されています。

コーキングの役割



コーキングは、外壁と外壁の間に充填されている材料で、シーリングとも呼ばれます。

コーキングには雨水や汚れの侵入を防いだり、壁材のひび割れを補修したりする役割があります。

具体的に、以下のとおりです。

 ●雨水や汚れの侵入を防ぐ
 ●壁材同士の緩衝材としての役割
 ●ひび割れなどの外壁補修


コーキングには可塑剤と呼ばれる弾力性を持たせる成分が含まれており、お家への水の浸入を防ぐ、地震などによる揺れの負担を緩和するなど重要な役目をしています。

外壁塗装における、コーキングとシーリングの違い



コーキングを調べられると、シーリングという言葉も目に入ってくるでしょう。

コーキングは、建物の隙間や接合部に使われ、外部からの雨水や風を防ぐために施工されます。

一方、シーリングは、窓やドアの周りなど、建物内部と外部を仕切る場所に施工されます。

どちらも目地や隙間を埋めるために使い、建物に充填することで防水機能を持たせることができます。

シーリング材は全体的に硬化しますが、コーキング材は内部が乾かず硬化しません。

外壁塗装の現場ではどちらも同じ意味で使われることが多く、雨漏り防止のために、外壁の隙間を埋める作業で使われます。

コーキングが劣化した場合の対処法

劣化するとどうなるの?



コーキングも経年劣化により硬化したり、ひび割れたりすることがあります。

劣化すると外壁に雨水が浸入する原因となり、カビや腐食に繋がります。

また、劣化を放置していると外観の悪化にもつながります。

外壁塗装の効果も半減してしまうため、定期的な補修を行うことが大切です。

外壁セルフチェック

この様な状態になっていたら、補修のタイミングかもしれません。

セルフチェックいただき、外壁の状況を塗装会社にご相談くださいませ。

 ●ひび割れ...縦筋やひび割れが入っている
 ●剥離...接着力が無くなり、剥がれてしまっている状態
 ●肉やせ...コーキング材が硬化することで痩せて薄くなっている


耐用年数



コーキングの耐用年数は、使用する材料の種類や設置場所によって異なります。

一般的に、ウレタンコーキングは約10年シリコンコーキングは約15年ポリウレタンコーキングは約20年程度の耐用年数と言われています。

ただし、これはあくまでも目安であり、実際の耐用年数は設置環境や使用状況によって異なります。

打ち替え?増し打ち?おすすめの工法



補修には、打ち替えと増し打ちという2つの方法があります。

打ち替え

既存のコーキングをすべて除去し、新しいコーキングを充填する方法です。

打ち替えのメリットとしては、外壁の防水性が向上し、建物の耐久性が向上することが挙げられます。

一方、デメリットとしては、打ち替え作業に時間と費用がかかることがあります。

外壁塗装と同時に施工することで、コストを削減することができます。

打ち替え時期を見極め、適切なタイミングで施工することが、建物の長寿命化につながる重要なポイントです。

増し打ち

今のコーキングの上から新しいコーキングを塗り重ねる方法です。

増し打ちは既存物の撤去が無いため、打ち替えよりも費用を安く抑えられます。

増し打ちで処理する場合は、既存のコーキングの厚みや劣化程度を見極める必要があります。



打ち替えと増し打ちのどちらを行うかは、劣化状況によって異なります。

コーキングがひび割れている、剥がれている、変色しているなどの劣化が見られる場合は、打ち替えを行う必要があります。

築20年以上経過している場合は、打ち替えが一般的で、増し打ちでの補修が適しているのは、窓サッシまわりや、ALC外壁となります。

コーキングにひび割れや剥がれが見られなくても、築10年以上経過している場合は打ち替えをするものとして、外壁塗装業者にご相談いただくと良いでしょう。

費用情報 外壁塗装と同時施工がお得



コーキングが劣化した場合は、早めに補修を行いましょう。

コーキング材の種類や補修箇所の大きさによって異なりますが、補修費用は一般的に1,000円〜1,500円/m程度です。

ホームセンターで資材を揃え、DIYで行うことも可能ではあります。

しかし、2階の外壁は高所作業となり転落の危険があり、コーキング材の補填が不十分だと雨漏りにも繋がります。

外壁塗装や屋根塗装と同じタイミングでコーキングの打ち替えをご依頼いただくと、お値引きになる場合もあります。

ぜひ塗装専門業者にご相談くださいませ。


打ち替えの手順

コーキングの打ち換えは、外壁塗装と同時に施工する場合はどの段階でも行うことができますが、一般的には下塗りの後に行われます。

具体的には、このような手順で施工します。

※ご自宅の外壁状況や天候、施工現場状況により工期や使用するコーキング材が変わることがあります。

1.劣化状況を確認する

まず、外壁の劣化状況を確認します。

コーキングがひび割れている、剥がれている、変色しているなどの劣化が見られる場合は、打ち替えが必要です。



2.既存のコーキングを除去する

既存のコーキング除去は、カッターなどを使用しつまみ出します。

取り出した後は刷毛を使って埃や細かな汚れを落とします



3.養生と下地

コーキング材がはみ出さない様に、養生します。

密着性を高めるために下地材(プライマー)を塗布します。

その後ボンドブレーカーなどの処理を行います。



4.新しいコーキングを充填する

新しいコーキング材を隙間を完全に埋めるように充填します。

コーキング材には、シリコン・ウレタン・アクリル・ポリイソブチレン・変性シリコンなど種類が豊富です。

施工する部位や特徴によって使い分けますが、外壁では耐久性・耐候性に優れており、幅広い用途に使用できるシリコンコーキング材を主に使用します。



5.表面を整える

一通り充填が終わったら、ヘラを使用して表面を整えます

充填部位を一往復以上して、少し圧をかけて押さえ込みます。



6.乾燥を待つ

表面を整えたら、養生を剥がしてコーキングの乾燥を待ちます。

乾燥時間はコーキングの種類によって異なりますが、大体1日~2日程度で完了となります。




外壁のコーキングの役割や劣化状況のセルフチェック打ち替えでの補修について詳しくご紹介しました。

いかがでしたでしょうか。

外壁塗装と同時にコーキング補修を行うことで、外壁の劣化を防ぎ、美観を保つことができます。

ひび割れや剥離、肉痩せが見られる、劣化状況に不安やお悩みがある方は、ぜひ一度石田工務店にご相談くださいませ。



サイディングの外壁塗装ポイント ~サイディングの特徴と劣化具合のセルフチェック~


サイディングの外壁塗装ポイント

サイディングの外壁はオシャレなものが多く、昨今の住宅で広く使用されています。

耐候性、耐水性が高く長期間外壁の美観を保護できる特長がありますが、風雨や太陽光にさらされ続けるため、定期的な外壁塗装のメンテナンスが必要です。

塗り潰しクリア塗装で外壁塗装することで寿命を延ばすことができます。

こちらのページでは、サイディングの特長外壁塗装等のメンテナンス方法と費用の相場をご紹介します。

サイディングの劣化チェックポイントも掲載しているので、ご自宅の外壁をセルフチェックされてみてください。


サイディングの外壁塗装とは

こちらのページでは、サイディングの外壁塗装のポイントをご紹介しますが、そもそもサイディングとはどの様な外壁でしょうか。

サイディングは乾式という住宅の外壁材の一つです。主にセメントや金属製のものが広く使用されています

規定サイズの外壁材の板を壁に張り付けた形式なので、ご自宅がサイディングかどうかは見た目からも判断できます。

サイディングの外壁材は、耐候・耐水性に優れていてデザインも豊富であり、また工事費用が安く済む特長があります。

塗り壁の外壁は職人による手作業で塗装し仕上げますが、外壁材を張り合わせていくサイディングは、外壁材のサイズが一定であるなどの理由で工期の短縮と費用の削減が出来るようになっています。

窯業系サイディングとは

窯業系サイディングは、セメント質や繊維質を特殊なコーティング技術を用いて整板状に整形されています。

外壁を保護し、長期間にわたって外観を維持することができる優れた製品です。

また、デザインが豊富なので、レンガ風やモダンなデザインなどオシャレな外観を演出できます。

地震にも強く、耐熱性が高さから火災の心配も軽減されます。

窯業系サイディングの特長

金属系サイディングとは

金属系サイディングは耐久性が高く、耐荷重性に優れた建材です。

防錆性に優れており風化にも強く、長期的な劣化を抑えられることや、室内の熱を保持し美しい外観を保つことができるというメリットがあります。

デメリットとしては、高価な建材であり施工工程が複雑なので、施工費がかかります

金属系サイディングの特長

耐用年数と外壁塗装の目安

サイディングの外壁も塗り壁と同様に、定期的なメンテナンスが重要です。

サイディングの外壁は、表面に塗布されている塗膜によって防水性を高めているので、経年劣化で塗膜が剥がれると外壁材の劣化に繋がります。

サイディングの耐用年数と塗り替え周期は、サイディングの質によって異なります。

一般的に、高品質のサイディングは7〜10年ごとに塗り替えた方がよいとされています。

良質なサイディングを使用していても、汚れやサビなどが発生している場合は、塗り替えを早めることをおすすめします。

劣化ポイント セルフチェック

サイディングの劣化は外壁材自体の剥がれや反りつなぎ目のシーリングのひび割れ、チョーキング現象が起こります。

  • ● カビや苔が発生している
  • ● コーキング(サイディングの継ぎ目)にひび割れや剥がれが見られる
  • ● チョーキング現象が起きている(外壁を触ると白い粉が付く)
  • ●サイディング材が一部反り剥がれている

劣化のチェックポイント

外壁にこれらが見られた場合は劣化が進んでいると考えられます。

サイディングはメンテナンスとして塗装することで、寿命を大幅に延ばすことができます。

美しい外観を保つ、建物から雨や湿気を防ぐのみならず、UVによる老化を防ぐため10年程度を周期として塗替えるのが良いでしょう。


サイディング おすすめの施工方法

サイディングには、耐久性や防水性を重視した塗料が最もおすすめです。

サイディング外壁の塗装方法は、塗り潰しクリア塗装があります。

塗り潰しの外壁塗装

塗り潰しは言葉のまま一般的な塗料でサイディングを塗装する施工ですが、単色で行うと、石調やレンガ調だったサイディングの雰囲気が損なわれてしまうことがあります。

今のデザインを壊さずにメンテナンスするのであれば、クリア塗装がおすすめです。

塗り潰しの外壁塗装

クリア塗装とはどういったものか

クリア塗装は、樹脂系塗料を使用した塗料で、サイディングへの塗装に大変有効です。

この塗料は、日焼けや風化などの外的要因による劣化を防ぐことができます。また、サイディングの表面をクリアかつ高級感のある仕上げにすることもできます。

さらに、耐久性と防水性に優れており、耐久性を重視した塗装に最適な塗料です。

クリア塗装は、標準的な塗料と比べて塗装の仕方が異なるため、施工には専門的な知識と技術が必要となります。



実はクリア塗装は万能ではない

クリア塗装の良さを知っていただけたかと思いますが、実はクリア塗装に向いていない外壁もあります

  • ● 経年劣化が激しい、外壁材に大きな傷がある
  • ● 光触媒や親水性機能のある塗料等が使われている
  • ● 金属系のサイディング材の住まい

クリア塗装に向いていない外壁もあります

クリア塗装は、高圧洗浄で落としきれない汚れは外観としてそのまま残ってしまいます。

既存のデザインを残して塗装したい場合は、目地とサイディング材の色を分ける2色塗りなども検討いただくと良いでしょう。

ご自宅に最適な塗装方法は、ぜひ塗装の専門家である潮来大工 石田工務店にご相談ください。


サイディング外壁塗装の費用相場

費用相場は建物の状態や階層、施工業者などによって変動します。

一般的な2階建ての戸建て住宅で約30坪のお住まいでは、70万円~90万円が相場です。

この費用には塗装だけではなく、足場設置や高圧洗浄、軒天等の付帯部の塗装といった項目を全て含んでいます。

サイディング外壁塗装の費用相場

塗膜の劣化や汚れが気になる部位だけDIYで安く済まそうとすると、塗料のムラや密着性の悪さから結局再塗装が必要になってしまいます。

塗装以外のメンテナンス方法

サイディング外壁材自体の劣化が強い場合は、外壁塗装以外のメンテナンス方法を選択されるのが良いでしょう。

具体的には、新しいサイディング材でのカバー工法、張替えです。

カバー工法

カバー工法は既存の外壁材に重ね張りします。

張替えよりは費用や工期が短いメリットがありますが、施工後の耐震性を考え、比較的軽量な金属製サイディング材しか選べないのが欠点です。

費用相場は170万円~240万円が一般的です。

張替え

張替えは既存の外壁材を剥がし、新規のサイディング材に張替えます。

サイディングの劣化で防水性が落ち、内部まで劣化が進んでいる場合は張替えの施工が適しています

相場の費用は200万円以上となりますが、今の外壁とは異なるデザインを採用でき、同じタイミングで外壁の下地や断熱材の補強をすることもできるメリットがあります。



サイディングの外壁塗装のポイントをご紹介しました。気に入ったデザインや美観を保つためには、定期的なメンテナンスが重要です。

劣化や塗膜の剥がれ、防水性の劣化を放置することで、お住まいの内部にまで悪影響を及ぼします。

部分補修や塗装のメンテナンスで済まない場合は、カバー工法や張替えと言った施工を選択しなければばりません。

劣化具合のチェック項目に一つでも当てはまるものがある、サイディングの塗装を検討しているという方は、ぜひ潮来大工 石田工務店へご相談ください。




1  2  3  4  5
LINE簡単相談・見積もり
LINEで簡単相談・見積もり
リフォーム 外装 水まわり 石田工務店が選ばれる理由とは?
  • 外壁塗装価格表
  • 水まわり価格表
  • ちょっことリフォーム価格表
  • WEB限定お得なキャンペーン
  • 外壁塗装価格表
  • 水まわり価格表
  • ちょっことリフォーム価格表
  • 水まわりリフォームのポイント
  • 最新チラシ